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カラダに効く食材

ソバ◎ルチンの力で血液の流れを改善

新ソバの季節になりました。ソバは、5月から6月ごろにかけて種をまく夏ソバと、7〜8月に種をまき、9〜11月に収穫する秋ソバがあり、「新ソバ」は秋ソバになります。ソバは、世界各地で食用にされており、フランスでは粉にして焼くクレープのような料理「ガレット」が有名です。日本では麺に加工して食べることが主流ですが、現在のような形で食べられるようになったのは江戸時代中期から後期にかけてだそうです。

ソバは、ビタミンやミネラルなど様々な栄養素を含む健康に良い食物です。特に、ルチンというフラボノイドの一種が、毛細血管の働きを助ける作用を持っています。ルチンは、加齢などによって弾力を失った毛細血管を修復し、血液の流れをサラサラにしてくれるのです。また、ルチンには抗酸化作用もあり、老化の予防にもつながります。ビタミンCの吸収を助ける働きもあるので、ビタミンCが豊富な大根おろしと一緒に食べると、より効果的です。ルチンや、ソバに多く含まれるビタミンB1、B2は水溶性なので、健康に良い成分を効率的に摂るには、ソバ湯も一緒にいただくのがお勧めです。

また、ソバは白米やパンなどに比べてカロリーが低いうえに、タンパク質を豊富に含んでいることから、ダイエットにも効果的です。さらに、9種類の必須アミノ酸をすべて含んでいるので、より健康に良いとされています。食物繊維も多く、便通を改善する作用もあります。

主食としては多様な栄養素を含むソバ。体重や動脈硬化などが気になる方は、白米やうどん、中華麺に代えて、ソバを食べる機会を増やしてみてはいかがでしょうか。


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